円が米ドルに対して100円を完全に突破してきました。
すべての輸入品目が2割以上のコスト高になったことがより鮮明となり、
木材業界でも値上げが浸透してきました。
株高は日本経済にとってよいことに違いないですが、
円安は今後国民の生活に影響を及ぼします。
サラリーマンの給料が増える前に、
物価の値上がりが顕著になって生活を苦しくするでしょう。
今回、香港出張でもホテル代等、円貨に直すと高い金額を払うことになりました。
対して、中国の富裕層が日本にきて感じるのは物価の安さだそうです。
一昔前とは様相が逆転してしまいました。
中国の国内景気はよくないと聞いています。
一時期の元切り上げ論も、これ以上日本円、またはドルに対して高くなるのはありえないと、棚上げされたように感じます。
中国国内景気は決してよくないということの本質をもっと見極めなければ
ならないでしょう。
有事があったときの影響が大きすぎるからです。
また、お互いの政府による一方的な論調に耳を貸さずに、
自ら判断する能力が必要だと思います。