昔から「勘定あって、銭足らず」という言葉があります。
売上も増加、利益もあげているのに資金が足りないから、その都度資金の工面をしなければならない。
まだ事業の現預金に余裕のある時なら問題ありませんが、なければ、借入に頼らなくてはならなくなってしまいます。
これが借入ばかりになってくると、返済不能の状態になり、倒産ということになります。
これは発生主義の損益計算と、現金の収支があわないので、起こる現象です。
売掛、買掛、手形などの信用取引があると、手元に現金化されるまでに時間がかかるのが原因です。
現金が、いつ、いくらあるのか、これを確かめることができるのが、資金繰り表となります。
資金繰り表をつくることで、経営に携わる方は、先の計画を立てることができ、結果、事業の拡大が見込めますね。