おはようございます。
会計の中で、個人事業主の給与はどのように記帳するのでしょうか?
従業員に給与を支払うとその費用は経費として処理されます。
しかし、事業主本人には、所得税法上、給与という概念がないため、経費に組み込むことは認められていません。
それは個人事業主が、「売上―仕入―経費」で求めた金額がすべてご自身の所得となるからです。
つまり、個人事業主は年度が終わるまで所得の金額を確定させることが出来ないということです。
そうすると、毎月の生活費の捻出に困ってしまいますよね。
ではどのように帳簿上で処理しているのでしょうか?
事業主の口座から生活費を捻出する場合は「事業主貸」として帳簿処理をする必要があります。
お店のお金から使途不明金があると、帳簿上で誤差が生じてきます。それを防ぐために、「事業主貸」という科目を使って、いくら生活費にまわしたかを明確にしておけば帳簿と口座の額が一致するため、所得の算出に影響はありません。