お盆でございます。
ご先祖様が帰ってくるこの時期、
私達の立ち位置、今自分達がこの世に生を受けている意味をしっかりと確認したいものです。
と、昨日は、事務所のテーブルが完成したとの報を受け、
テーブルへの塗装を行いました。
材質は、レッドパイン(赤松)。
脚は、45㎜×45㎜のダグラスファー(米松)。
サイズは、奥行き600㎜、幅1500㎜の非常にシンプルなテーブルです。
当社の扱う、フリーバン、20㎜厚を使用しました。
テーブルの厚みは、厚い方がいいという見方がありますが、
私は20㎜でも十分かなと思います。
むしろ、強度さえしっかりしていれば、薄いほうがすっきりします。
ここに、イギリス製の自然塗装、WATCOオイルを塗っていきます。
着色なく、クリア塗装を選択しました。
木材は、塗装にそれこそウレタン塗装等を施すと、強度硬さは申し分ないのですが、
私が一番大事にしたい木の温かみが無くなります。
したがって、自然塗装を選択しました。
このWATCOオイルは手についてもまったく違和感なく舐めることさえ可能。
木材表面に浸透させることで、表面硬度が増します。
なにより、木材の道管をつぶすことなく、活かす。
つまり、呼吸をしている状態です。
レッドパインのもっている潜在的な色調を浮き彫りにすることができました。
そう、赤みをうまく引き出すことに成功しました。
木には気がある。
人の感情を豊かにする暖かさ。
イライラ度を和らげる効果もあります。
机は木で作ってほしい。
そこに自然塗装ですね。
今日は、娘、息子にも手伝ってもらいました。
半分は邪魔してくれましたが、2人ともよく頑張りました。
休み明け しっかりと働こう、と。